戸籍と国籍にまつわるアレな問題
「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判を支援する会(Association for the Support of Children out of Wedlock)の土橋博子さんが、中部大学で戸籍にまつわるさまざまな問題についての報告をします。明治から現在まで、歴史を俯瞰しつつ、平和と民主主義を危うくする戸籍による支配の実態を明らかにします。
第8回「多文化共生とジェンダー平等」研究会
戸籍と国籍の諸問題:婚外子差別の問題から
第6回研究会につづいて「戸籍と国籍の諸問題」をテーマに、今回は「『婚外子』差別に謝罪と賠償を求める裁判に支援する会」の土橋博子さんにご報告いただきます。
婚外子(非嫡出子)とは、婚姻届を出さない夫婦の間に生まれた子を指し、彼ら/彼女らはさまざまな場面で差別を受けています。特に相続の問題と並んで戸籍上の差別記載が問題となっています。
多文化共生とジェンダー平等研究会で議論してきた問題の核心にある制度である戸籍を、婚外子差別の問題から取り上げ、社会的、法制度的な差別をなくすために、市民としてどう取り組んでいけるのかを議論したいと思います。
■日時:2008年1月16日(水) 午後6時30分〜午後8時30分
■場所:中部大学名古屋キャンパス(鶴舞校舎)
510講義室
JR中央本線「鶴舞」駅下車、名大病院口(北口)の改札口を出てすぐ右側
市営地下鉄鶴舞線「鶴舞」駅下車、北へ約100m
■協催:中部大学人間安全保障研究センター、中部RCE-ESDネットワーク
■パネリスト:
報告者:土橋博子(「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判に支援する会)
問題提起:武者小路公秀(中部大学・人間安全保障研究センター)
司会:峯陽一(大阪大学・人間科学研究科)
ディスカッサント:文光喜(愛知朝鮮学園)
山崎鈴子(部落解放同盟・愛知県連合会)
羽後静子(中部大学・国際関係学部 *スケジュール調整中)
■お問い合せ: 〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200 中部大学国際関係学部
羽後研究室Tel: 0568-51-8572 Fax: 0568-52-1325
E-mail: hanochi@intl.chubu.ac.jp
■参考資料:「多文化共生とジェンダー平等」研究会 趣意書
「多文化共生とジェンダー平等」研究会は、2005年7月「人間の安全保障・地球市民フォーラム2005」(於:中部大学)の際に開かれた「多文化共生と人種主義」ワークショップの参加者がそのフォローアップとして集まったことをきっかけとして、中部地域の外国人、マイノリティ、女性を中心にして組織された研究会です。
このワークショップの基調報告を行った国連の人種主義問題特別報告者ドゥドゥ・ディエンさんは「日本における人種主義」報告の弟7勧告で、「差別を受けている集団は、すべてのマイノリティが尊重され、居場所を見出すことのできる真に多元的な社会を実現する手段として、相互連帯の精神で行動し、お互いの主張を支持しあうべきである」と述べています。また、地球市民フォーラムで採択された春日井宣言では、「私たちは、私たちの街を、ジェンダーの平等と多文化の共生が実現できる環境にすること」を宣言しました。
「多文化共生とジェンダー平等」研究会は、特にジェンダー平等を踏まえて、オールド・カマーとニュー・カマーの外国籍市民と被差別部落、アイヌ民族、沖縄の人々など日本国籍市民などのマイノリティを中心にして、私たちの街を、ジェンダーの平等と多文化の共生が実現できる環境にすることをめざす研究会です。持続可能な地域発展の一翼を担うことを願って発足することになりました。
国連「持続可能な開発教育の10年」の中での地域拠点(ESD-RCE)を通じて持続可能な地域発展に貢献する他の市民のみなさんと協力し、ドゥドゥ・ディエン特別報告者などとの連絡を続けるとともに、地域の在日外国人の方々の母国など海外の市民とも連携し、中部地域における移住者のみなさんの生活の不安全をなくしていくことを、この研究会の主なねらいにしたいと思っています。その意味で、中部大学のデータベースに、研究会の討論の成果を掲載して、移住者のみなさんの母国の市民との対話と共同の問題への取り組みの手がかりにすることもできればと思います。
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