第2回アムネスティ・フィルム・フェスティバル
2日間にわたって全9作のドキュメンタリー映画を一挙上映です。以下は上映作品の一部ご紹介。
●17日(土) 15:00 上映開始予定
アンナへの手紙
2008年 スイス ドキュメンタリー 83分
監督:エリック・バークラウト
作品提供: Refugee Film Festival (難民映画祭)
日本語字幕:日本映像翻訳アカデミー
プーチン大統領が54歳の誕生日を迎えた2006年10月7日、ロシア政権をもっとも厳しく批判し続けたジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤは、モスクワにある自宅のエレベーター内で暗殺された。娘に子どもが生まれることを喜んでいた矢先の悲劇だった。弱者に常に寄り添ってきた彼女はなぜ殺されたのか? 世界から見捨てられたチェチェン戦争の実態を暴き続けたからなのか? 一人の女性の人生を辿りながら、ロシア政権の闇に切り込むドキュメンタリー。
監督プロフィール - エリック・バークラウト
1957年フランス生まれ。俳優業を経て1991年からドキュメンタリー映画制作を開始。主な作品は『COCA -- The
Dove From Chechnya』(2005)、『Der
Hexer aus dem Entlebuch』(2006)など。
●17日(日) 16:45 上映開始予定
刑法175条
1999年 米国 ドキュメンタリー 81分
監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
数万人が同性愛を理由に「有罪」とされ、5000人から1万5000人の人々が強制収容所に送られ虐殺されたといわれる、ナチスによる同性愛者への迫害。この迫害の根拠となったのが、同性愛に刑事罰を科すと定めた刑法175条だった。「この映画は同性愛者を差別するドイツの“刑法175条”によって迫害を受けたゲイ男性たちとひとりのレズビアンについて、歴史に隠された一面を聞き出している」(山形国際ドキュメンタリー映画祭2001公式カタログより)。収容所から生還した人々は戦後も差別され、長く沈黙を強いられてきた。数少ない生存者の証言から、失われた愛の記憶と尊厳を踏みにじられた痛みと怒りが静かに伝わってくる。
監督プロフィール - ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
エプスタインは、1955年、アメリカのニュージャージー州生まれ。代表作に『ハーヴェイ・ミルク』(1984)。両者の初めての共同監督作品『Common Threads: Stories
from the Quilt』(1989)で、アカデミー最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。主な共同作品は他に『セルロイド・クローゼット』(1995)など。
●18日(日) 15:10 上映開始予定
スタンダード・オペレーティング・プロシージャー(原題)
2008年 米国 ドキュメンタリー 118分
監督:エロール・モリス
制作:米ソニー・ピクチャーズ クラシックス、パーティシパント・メディア
上映協力:ソニー株式会社、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2003年のアブグレイブ捕虜刑務所での米軍によるイラク人捕虜虐待事件を
写真と当事者たちの証言で綴るドキュメンタリー。 戦争がいかに人間を異常な行為へと駆り立てるか、 残酷なものであるかを痛烈に訴えかける作品。 この事件の顛末、何が「戦争犯罪」で、何が「S.O.P.」=「通常の取り扱い行動」だったのかといった争点が 克明に浮かび上がるとき、恐怖に近いリアルな「戦争」が、平時に生きる我々を戦慄させる。
『フォッグ・オブ・ウォー』でアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画監督エロール・モリス作品。 2008年ベルリン国際映画祭銀熊賞・審査員特別賞。
監督プロフィール - エロール・モリス
1948年、アメリカのニューヨーク州生まれ。
主な作品に『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』(2003)、 『ダーク・ウィンド』(1991)など。
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