韓国レズビアン・ネットワークに学ぶ!

「OUT:ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト」
山形国際ドキュメンタリー映画祭上映記念監督トーク&交流会
さる10月11日にデルタGによる初イベントを開催した。この記事はそのイベント内容の紹介とともに韓国フェミニズム・ビデオ・アクティビズムWOM(ウム)に注目し、その動向をシリーズで紹介していきたい。
私ことデルジメンバつなとWOMの出会いはつなかんぱにーで配給していた"Let's Love香港"の監督ヤウチンがメールで韓国のすごいドキュメンタリーがあるからとWOMを紹介してくれたのがきっかけだった。(Let's Love 香港のDVDについてはコチラ)
韓国のフェミニズムやレズビアンの活発な動きについては聞いていたものの、映画がどれくらいすごいのかは実はその時点では全くわからなかった。メールでWOMに問い合わせ、試写用ビデオを送ってくれと頼んだところ、返信が途絶えてしまったからだ。
韓国のレズビアンの別の団体ともコンタクトをとったことがあるが、その慎重ぶりを感じていたので、今年の9月に実際にソウルへ会いにいった。
その時には既に10月4日からの山形国際ドキュメンタリ映画祭でWOM来日の話は決まっていたものの、東京で上映することはなかった。私はそれも考えたが、時間がなさすぎということもあり、一旦は断念せざるをえなかった。WOM自身も5人のスタッフで来日することで、かかる費用と既に決まっているスケジュールに頭を悩ませていた。
結局、映画上映のないトーク形式のイベントでとし、デルジ初回イベントは赤字計上覚悟という心意気のみの決断から、なかば強引にWOMを説得した経緯がある。結果、関東圏のいくつかの団体からも協力をえることができ、当日はaktaに多くの人が集まり、40人を越すイベントとなった。当日に配布したパンフレットの中からまずは当日の概要、WOMの紹介を掲載する。
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韓国レズビアン・ネットワークに学ぶ!
「OUT:ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト」
山形国際ドキュメンタリー映画祭上映記念監督トーク&交流会
日時:10月11日(木)19時30分〜21時30分
会場:コミュニティセンターakta 東京都新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル301号室
TEL : 03-3226-8998
会費:¥300(資料代)
主催:デルタG
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭/連連影展FAV/パフスペース /ラブピースクラブ/パフナイト/パフスクール/NPO法人アカー/チョウイ スンミ /チョウ アロン/イリュウ ヘジン/キム ハヨン
WOM公式サイト:http://www.out.or.kr/tt (ハングル/一部英語)
資料制作:デルタG
翻訳協力:チョウイ スンミ
●本日のお客さま
イ
ヘランさん、イ
ヨンさん、チョウソク
スネさん、
イ
ヨンソンさん、SAPPHOさん
フェミニスト・ビデオ・アクティビズムWOM(ウム)は、今年、韓国の10代レズビアンたちが撮影したドキュメンタリー映画『OUT:ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト』を制作し、山形国際ドキュメンタリー映画祭(2007年10月4日〜11日開催 )に出品・来日しました。
韓国の中学、高校では、同性との恋愛を厳しく禁止しています(異性間交遊に関してはその限りではありません)。悩めるティーンズのエンパワーメントを積極的に行っているWOMのメンバーをお招きして、韓国のレズビアンたちの結びつきについて具体的にお話を聞きます。
また、WOMのみなさんは、日本のレズビアン状況について積極的にヒアリングしたいとリクエストしています。わたしたち自身の現状や、自分が10代だったころを個別に振り返り、いまのわたしたちはどのようなつながりをつくっていけるのかを提示しあい、模索したいと思います。
●WOM(ウム)とは?
2001年、映像を通じて女性の意識向上を広く訴えるために結成。メンバー全員が女性。フェミニストの映像グループを志ざし、共同生産/分配を原則とした共同生活のなかで、女性の生と運動のありかたを試行錯誤しながら実践。
フェミニズム運動のさまざまなできごと、人物や意義を記録し、フェミニズム運動資料と女性映像アーカイブを構築。映像制作を通じ、フェミニズム的な意義と歴史性を持った活動によって世代を超えたつながりを追求。また、女性を差別・抑圧する社会構造への異議申し立てと解決を模索して、フェミニストの感性によって女性の生きかたをドキュメンタリー映画として製作し、同時代の女性たちとシェアしている。
「WOMAN(女性)」は、「MAN(男性)」に
「WO(子宮)」をつけて作ったとされている。このような、「女は男の亜種」とする男性中心主義的な女性観を覆し、主体的な存在として女性を再解釈したのがWOM。WOMとは、主体的な女性のこと。
●これまでの作品
『An Anti-War Video Declaration of Women』(2001)
障害者女性のドキュメンタリー映画『亀姉妹』(2002)
幼児虐待予防ビデオ『私の体は私が守る』(2002)
美容整形ブーム社会を告発する教育映画『Knife Style』(2003)
『Female Sex Trafficking』(2004)
性的人身売買反対教育映画『ストップ! 売買春』(2004)
『OUT: レズビアンの何が悪いの?』(2005)
70年代女性労動者ドキュメンタリー『We Are Not Defeated』(2006)
『OUT: ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト』(2007)
●映像教育、ワークショップ
女性たち自らがメディアをつくりだす意識を高める教育を行ない、女性の表現で映像を制作するための多様な方法を提示するなどして、指導にあたる。また、映像を通じてフェミニズム運動を拡大させるために、女性の映像作家を養成。
大邱地域映像製作教育講義(2004)
RTV女性映像学校講義(2004)
レズビアン・メディア教育共同企画、共同主催(2005)
水原フェミニスト映像グループ「Watch」映像深化教育(2005)
W-ing 1期女性映像ワークショップ講義、共同主催(2005)
W-ing 2期女性映像活動家ワークショップ講義、共同主催(2006)
W-ing 3期女性映像活動家ワークショップ企画(2007、8月)
10代レズビアン映像ワークショップ(2007、6月)
地域メディアセンターと連携した地域女性メディア活動家ワークショップ(ソウル・大邱・済州)(2007、5月〜11月)
●女性メディアに関する政策提言
女性がメディア創出の認識を高め、多様な女性メディアの創造と女性の制作番組チャンネルを確保するために尽力。また、女性たちのメディア活動の活性化を支援するために、多様なルート開発と政策提言を行う。それとともに、フェミニズム運動映像を效果的なメディアで活用・生産できるようコーディネートも行う。
ジェンダー平等メディア教育教材開発シンポジウム参加(2005)
性的人身売買被害女性総合支援センター映像事業設計(2005)
脱・売買春女性映像カウンセリング・プログラム開発、映像事業設計(2005)
女性メディア教育企画者会議参加(2005)
●他のグループとの連携、連帯、共同事業
国内外のさまざまなフェミニスト映像グループと連帯して、運動の流れを共有し、方向を模索。障害、性暴力、性的人身売買、労動、セクシュアリティ、女性文化などをテーマに活動する女性グループとの共同映像制作・配給を行う。
戦争に反対する女性の連帯「戦争に反対する女性たちの映像宣言」(2001)
障害女性映像制作のための「障害女性映像基金」設立(2003)
日本のフェミニスト映像グループ「アカメ」との交流および共同配給事業進行(2004)
ドロシー・キッド(サンフランシスコ大学メディア論教授)懇談会共同進行(2004)
下ノ坊修子&韓国メディア活動家たちのフォーラム「女性運動とメディア運動はいかにして出会うか?」参加(2005)
第9回国際的学際女性会議「レズビアン・ビデオ・アクティビズム」韓国事例発表(2005)
<イヨン監督インタビュー記事に続く>
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