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「魂の世界に性別はない」

2008年6月10日 10:00 ミヤマアキラ
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[インタビューシリーズ「セクバラ色の履歴書」002

石原有記さんの来た道ゆく道(4)

 

インタビューシリーズ第2弾は、1978年に『薄荷煙草』でメジャーデビューした石原有記(デビュー時は石原祐)さんの登場です(アーカイブはこちら。幼少時の思い出にはじまり、デビュー前のやんちゃな(?)時代、メジャー路線から離れ、銀座のクラブ経営で手腕を発揮した時代、そしてライブ活動を再開した現在に至るまで(もちろんLな経験談も含めて)、じっくりお話をうかがいました(取材・文/ミヤマアキラ)


UFO大スペクタクルで考えが一変

私は無宗教だけれど、なんらかの形で神さまは信じているし、満たされているなと思う。私が先生と呼んでいるひとがいる。彼女は仙台のとても大きい神社のお嬢さんで、若いころには女優をやっていた。ある女優さんの紹介で28年前に知り合った。先生は平たく言うと霊能者。一般のひとには見えないものが見える。当時の私はそういうものを信じなかったので、初めてお会いしたときにはかなり疑いの目を向けていた。けれども、結果から言うと、先生から言われたことは外れたことがこれまで一度もない。

 

先生の勧めもあり、自分もやりたいと思って、17年前から毎年夏には木曽の御嶽山に登っている。毎回7月の終わりごろに登るが、山の麓にある清滝(きよたき)でのお滝浴びの水は肌が切れるほど冷たいし、海抜3063mの頂上は超寒い。10年前には頂上でUFO大スペクタクルを見せてもらった。そこから自分のものの考え方がガラッと変わった。もうそこらじゅうUFOだらけで、このまま連れて行かれるかと思った。連れて行かれてもいいんだけど(笑)。身をもって体験したことなので、もう疑いようがない。

 

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今年、先生はお嬢さんの美絵(みかい)さんと共著で『幸せこい来い』という本を出した。とてもいい本だし、平易な言葉でわかりやすく書かれているのでお勧め。美絵さんは、MIKAIという名前で音楽活動をする歌手でもある。美絵さんは、平日は山梨、週末は東京ですごすという生活をしている。山梨はじつはパワースポットなので、山梨の家にいるときに天から降りてくる音楽を書き留めて、それを歌にしている。また、ひとを癒す声の力を持っているので、病気のひとが彼女の歌を聴きにいくとみんな治っちゃう。日本の音楽や踊りは、古くは神社の巫女さんがたずさわってきたことだから、そういうことがいまも連綿とつながっているんだなと思う。

 

 

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●初めてなのに「やっと会えたね」

先生は無償の愛をもっているひとで、私は3年前の事業失敗のことも含めて2度命を助けてもらったことがある。そのときは先生も何も言わないので気づかなかったけれど、後から「あのとき助けられたんだ」とわかった。

 

前世について聞いたら、私と先生は同じ星からこの地球に来ている。2人とも同じ星からこの地球を眺めていて、地球の人間はとても愚かだけれども愛すべきところもたくさんあって、その愛すべき人間たちが滅んでいくと知って、「あの星に降りていこう」と決めた。私は25歳のときに先生と初めて出会い、とてもきれいなひとなのでボーッと見とれていたら、先生は「祐ちゃん、よろしく」と言ったあと、しばらくしてから「やっと会えたね」。私はその意味が分からなくて、何年か後に、「そういえば先生、初めて会ったときに言ったあれはどういう意味だったんですか?」と聞いたら、前世でのいきさつを教えてくれた。

 

先生を紹介してくれた女優さんは、当初はよく一緒に遊んだけれど、そのうち自然に付き合いがなくなって疎遠になってしまった。でも、茉御先生とはいまでもずっと仲良くさせていただいているので、その女優さんは、先生と私を会わせるために遣わされたひとだったのかもしれないなと思う。

 

 

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●地球は「試練星(しれんぼし)」

先生には私が女性を好きなことを話している。あるとき先生に、なぜ自分は同性が好きなのか聞いてみたところ、「肉体があるから人間であり、性別が決まるけれど、魂だけの世界には性別はないから、だれがだれを好きになっても当たり前のこと。それに、人間だから性別で好きになる相手を分けられてしまうけれど、私たちのいた星に性別はないのよ。あなたはその名残を引きずっているだけ。だから、不自然なことだと思わなくていいのよ」。それを聞いて妙に納得したし、そのときから、自分はこれでいいんだと、よりいっそう自信がついた。

 

先生は著書で地球を「試練星(しれんぼし)」と呼んでいる。「だれもが試練を受けるために地球に降りてくる。だから、苦しかったり辛かったりするのは当たり前。そのなかでどうやってみんなで幸せを見つけていくかがテーマなのよ」。私は特に、先生と同じ星から、自分で志願してランクダウンして地球に降りてきたから、余計に試練が多いという。私は本当にお人好しで、ひとをすぐに信じる。信じるところからはじめるのは、先生の影響でもあるし、「生まれたてのときから悪いひとはいない」という性善説を信じているから。

 

魔というものは、聖なるものをどんどん潰していこうとする。特に先生のようなひとの周りには、魔を持ったひとが集まりやすい。そして私には、「あなたの場合は、特に“色”が魔だからね。気をつけなさいね」と、はっきり言われた(笑)。

 

1020代のころも含めて、私はこれまで自分のセクシュアリティについて悩んだことはない。ただ一時、「私って、レズ? それってよくないんじゃない?」と思ったことはなくはない。やっぱり男の人を好きにならなければいけないんじゃないかとか。実際、好きになった男性は2人いる。どちらもとても尊敬していたけれど、それはそれ。やっぱり女の子がいいよね、というのがあって、それが自分のナチュラルな姿だと思っているので、「同性を好きになる」という点でとことん悩んだことはない。

 

同性を好きになること自体を深く悩むひとたちがいることは知っている。でも、私はそういう悩みかたをしたことはない。高校も女子校だったせいか、それが自然な形で現在に至っている。自分としては、セクシュアリティをオープンにすることは、この年だからもうなんの問題もない。けれども、私は歌を歌うことを生業にしていて、「それは夢を売る仕事でもあるから、自分が全部裸になってまでさらけ出す必要はないんじゃない?」と心配してくれる声も聞く。私がイロもの的に扱われることを心配しているんだと思う。その気持ちはとてもありがたい。でも、私は本音で生きたい。

 

 

<つづく>

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