2009年9月9日現在の密かなる野望
[名前はまだない 034]
カラダはそんなに忙しくないのですが、アタマのなかが忙しくて更新が途絶えがちな今日このごろ、みなさまはいかがおすごしでしょうか。
秋はイベントが目白押し。ということで、今秋開催されるイベントについて、思うところをコメントしようかと。
まず、9月26日(土)に「レズビアンのライフスタイルと家族形成」と題したリプロダクション研究会があります。ミヤマ個人は、レズビアンカップルとか同性パートナーシップにはあんまり興味が惹かれませんが、有田啓子さんの報告には興味があります(「性的パートナー関係に閉じられた子育てを相対化する『多元的親』の試み」という副題がちょっと気になる)。経済事情はさておき、ヘテロ女性のみならず、シングル指向の非ヘテロ女性(レズビアンとは限らない)のなかにも子どもを産み育てたい人はいるでしょうし、異性同士だろうが同性同士だろうがパートナーシップってどうして“二者間”で結ばれることや性交渉アリが前提になるのかミヤマには謎です。「子どもは愛し合う“二人”によって育てられるもの」という規範を維持・強化する動きには抵抗を感じます。
日本における精子バンクの状況はどうなっているのか調べてみたところ、病院で行われるAID(非配偶者間人工授精)は、「被実施者は法的に婚姻している夫婦」に限定されている(2006年4月に日本産婦人科学会が出した「非配偶者間人工授精に関する見解」による)ので、シングルマザーの利用は実質不可能。
で、シングルマザー向けも兼ねて、実費のみのボランティアで精子提供を個人的に行っているかたがいるんですね(こちらとこちら)。関西精子提供ぼらんてぃあというのもあります。営利目的でなければ前述した見解の第6項「精子提供は営利目的で行われるべきものではなく,営利目的での精子提供の斡旋もしくは関与または類似行為をしてはならない」には違反しないというわけ。利用を勧めているのではありませんよ。
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つづいて、10月10日(土)から第22回ウーマンズ・ウィークエンドが開催されます。10日15:30-17:00の日程で「参加問題とWWEの今後を考える」というワークショップが開かれます。「前回の第21回WWEの参加条件では多くのMtF及びMtFレズビアンが参加できませんでした。今回のWWEでは同様の条件が引き継がれるようなことがないように、参加条件の見直しをお願いする要望書を有志で提出しました。その有志と共生ネット(”共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク)がこの問題を検証します」とのこと。
ミヤマは翌11日にワークショップを開催するのですが、ワークショップ主催メンバーとMTGしたとき、WWEの参加条件についても話し合い、「じゃあ、『WWEの参加条件について考える』みたいなワークショップもほしいよね?」という話が持ち上がったところだったので、渡りに船という感じで参加しようと思います。
で、11日のワークショップ「あたまとまんこのストレッチ」。ミヤマ自身は、自分のまんこ語りはもうあらかたやってしまって、ネタ枯れ状態というか食傷気味な感じがなくはないのですが、昨年のまんこワークショップに参加した友人が「今年もやろう!」とリクエストしてくれたので、自分的には不完全燃焼気味だった昨年ワークショップのリベンジも兼ねて、今回は大乗仏教ではなく小乗仏教的に設定してみました。いずれこれがベティ・ドッドソンのマスターベーション・ワークショップみたいになれば面白いのにな〜と、見果てぬ夢を見ています(ベティのCelebrating
Orgasm - Women's Private Self-Loving Sessions (2005)は、参加者全員が全裸になって(もちろんベティも全裸!)、かの日立マッサージャーとヴァギナ・バーベルを使って自らをオーガズムに導くという内容でした)。夢が実現したあかつきにはアキラ・ドッドソンに改名します。
今回のワークショップでは、「膣とクリトリスの快感は別物ではない」という話をする予定です。そのための基礎資料となるのが、以下の映像。これもベティのものです。ワークショップ参加予定のかたは、予習代わりに観ておいてねー。
The Internal Clitoris
「クリトリスの内部」と題したこの映像では、わたしたちが通常「クリトリス」と呼んでいる直径5ミリ程度の丸い器官は「クリトリス亀頭(glans)」であって、クリトリス組織全体はもっともっと範囲の広いものなのだということがわかります。スケッチでは面的な広がりしかわかりませんが、もちろんクリトリス組織は奥行き的な広がりを持っています。このつづきはワークショップで、ぜひ。
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その次の週末(10月17、18日)にはクィア学会第2回大会があります。フライヤーを見て、おやと思ったのは、初日午前に『男子であることBoy I Am』の上映があるんですね。6月に都内で行われた上映会はさんざんだったので、今度こそ作品に集中できることを願っています。
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11月21日からの3連休には、SOSHIREN『女(わたし)のからだから合宿』。イベント告知ページに書いた記事を以下に転載します。
デルタG的注目の分科会は、「連連影展FAV in女(わたし)のからだ合宿」。シカゴの障害女性たちがセックスと障害を大胆かつユーモラスに探求するプロセスを描いたドキュメンタリー「セックスと障害とビデオテープ」(制作ビヨンドメディア・エデュケーション&エンパワード・フェフェス/米国/2007年/35分/日本語字幕付き)が上映されます。
もうひとつは、「レズビアンとリプローリプロはヘテロだけの問題か?」。この分科会にはミヤマもからみます。リプロダクティブヘルス/ライツというと、ついつい「生殖→ヘテロセックス→ヘテロ女性の問題」となりがちですが、セクシュアリティの別なく、女性生殖器官を持っているということは生殖の可能性があるということですし、リプロダクティブヘルス/ライツは「性と生殖の健康/権利」という意味で使われるので、ヘテロ女性だけが考えればいいことではなく、女性生殖器官を持ったすべての人に開かれた課題のはずです。また、「生殖について考えたり話し合ったりする場を、ヘテロ女性だけの場にしたくない!」という目論みもあります。一人でも多くの非ヘテロ女性の参加が望まれます。(転載ここまで)
「参加が望まれます」っていうか、合宿初参加でいきなり分科会を開催するのはとっっっっっても心細いので助けてー、って感じです。といっても現段階では分科会スケジュールがまだはっきりと伝えられていないのですがね。参加申込書(PDF)にあるように、参加形態は4通りですが、全泊するか1泊にするか日帰り参加にするか、迷うところです。
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そのまた1週間後には、待望の『OUT:
ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト』上映会があります。なぜ待望かというのは、上記リンク先エントリの【関連記事】をご覧ください。もう2年前のことですが、上映会のアフタートークでは当時の記憶を掘り起こしていろいろ話そうと思っています。
監督チームであるWOMのサイトをチェックしたら、今年3月には「私たちはレズじゃない」というドキュメンタリーの上映会を行った模様。うわすげー観たい。FAVさん、次はぜひこの作品を上映して!(他力本願)
以上、参加したり主催したりしたイベントについては、随時報告したいと思います。
【おまけ】
トップ写真は、まんこvulvaネックレス。「vulva
necklace」で検索すると、あからさまなのやらデザイン性の高そうなものやら、いろんなアイテムが見つかります。L>impaniさん、レインボーグッズのラインナップのひとつとして、いかがです?
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